近年発電機を搭載していない小型ボートにも多くの電装品(GPS、魚探、ビルジ、ホーン、ワイパー、ブロアー、航海灯、デッキライト等)が使われるようになり、それらを使うことでエンジン始動時にバッテリーの容量不足でスターターモーターが回らないというトラブルをよく見かけます。このトラブルはエンジン始動用のメインバッテリーと電装品用のアクセサリーバッテリーを2台搭載することで解消できます。しかし、ただ2台搭載しただけではメインバッテリーはエンジンのオルタネーターより充電されますがアクセサリーバッテリーは充電されません。また並列にメインバッテリーとアクセサリーバッテリーを接続した場合は、メインバッテリー、アクセサリーバッテリーとも充電はされますがバッテリー同士がつながっているため、アクセサリーバッテリーから電装品の電源を取っていてもメインバッテリーからも電気を消費してしまいます。理想は、メインバッテリーとアクセサリーバッテリーがお互いに独立しており、充電はエンジン始動用のメインバッテリー優先でエンジンのオルタネーターから充電され、メインバッテリーがほぼ満充電になったらアクセサリーバッテリーが自動的に充電されることです。その際2台のバッテリーを同時に充電できるDVSR(デジタルボルテージセンシティブリレー)が非常に有効です。ON-OFFスイッチの場合図のようにサブバッテリーチャージャーの細い黒のアース線のある側の端子とバッテリースイッチの出力側を接続し、もう一方の端子はサブバッテリーに接続します。黒いアース線はバッテリーのマイナスに接続します。DVSRには、写真のようにバッテリー接続端子以外に2本のリード線があります。メインバッテリーは右側の赤い端子に、サブバッテリーは左側の端子に必ず接続してください。黒のアース線はバッテリーのマイナスに接続。赤の輪になっている配線は、長期間船を動かさない場合でもDVSRは極僅かな電気(車の時計程度)を消費しますのでそれをカットする為のものです。一般的にはエンジンのイグニッションキーに接続しますが、ON-OFFスイッチを介してバッテリーに接続してもかまいません。もちろん接続しなくても問題はありません。もし接続する場合には輪になっているリード線を真ん中から切断し、下側の赤い線をプラス+に接続します。反対側のリード線の切断面は絶縁してください。1-2-BOTH-OFFの場合B71014D図のようにサブバッテリーチャージャーの細い黒のアース線のある側の端子をメインバッテリーが接続されている端子に接続し、もう一方の端子はサブバッテリーが接続されている端子に接続。黒いアース線はバッテリーのマイナスに接続します。但しこの配線の場合はバッテリースイッチがOFFでも0.01A/h電気を消費しますので長期間使用しない場合はバッテリーの端子を外しておく必要があります。B71014D 710-140A 連続125A ¥18,600(税込¥20,460)DVSRは、サブバッテリーの自動充電をより効率的かつ低コストで行うことを可能にしました。メインバッテリーの電圧が十分に上昇すると、DVSRが作動してサブバッテリーが充電されます。充電が停止し、電圧が下がるのを感知すると自動的にバッテリーバンクを分離しメインバッテリーが充電された状態を保ちます。またデジタル回路により、優れた信頼性と非常に低い消費電力を実現します。※リチウムバッテリー、OPTIMAバッテリーなどのごく一部の電圧の高いバッテリーでは使用できない場合があります。●1つの充電ソース(オルタネーター、バッテリー充電器など)から、2つ以上の独立したバッテリーバンクを安全に充電。●サブバッテリーを充電する前に、メインバッテリーを充電。●負荷によるメインバッテリーの放電を防止。●スターターモーターからの有害な電気サージから電子機器を保護。●オルタネーターの配線を使用し、ケーブル3本のみのシンプルな接続が可能。●アイソレーターと比較して電圧降下がない。●イグニッションプロテクト搭載。●サーフェースマウントまたはパネルマウントでの取り付けが可能。 ●DC12/24Vの自動選択が可能。●デジタル回路により、非常に低い消費電力と高性能を実現。●リモートセンシング回路により、イグニッションスイッチと接続することでエンジン停止時の消費電力をゼロにする。69mm69mm高さ50mm縦横デジタルサブバッテリーチャージャー(DVSR)174■既存のバッテリースイッチへの配線■Electricityサブバッテリーチャージャー
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