カズ・マリンプロダクツ2023総合カタログ
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スライディングカバーオフショア115は3段スライド式のスライディングカバーが標準装備されているので、使用しない時は簡単にカバーをする事ができます。またカバーが風で飛んだり、紛失したりする事もありません。カバーをする事で紫外線からコンパスを守り寿命を伸ばす事ができ、またほこりや擦れなども防止できます。ダイヤフラム一体型のカプセルとフランジで頑丈にできているので耐久性抜群です。コンパス液の温度変化や気圧による膨張、収縮を伸縮性に優れたVitonダイヤフラムが吸収してバブルの発生や液漏れを防止します。SOLAS ISO 25862オフショア115は海上における人命安全のための国際条約の承認を受けています。自差修正器オフショア115には自差修正器が標準装備されています。コンパスの回りにある鉄、電線などにより生じる自差をある程度修正する事ができます。※自差と修正については、下記に詳しく説明してあります。 コンパスの自差修正船には、各種計器類、電気配線、鉄などの磁気に影響するものが数多くあって磁気コンパス付近の磁力線の方向は歪められており、コンパスの「北」が正しく磁北を指さない場合があります。この「コンパスの北」と「磁北」の角度のずれを「自差」と言います。そしてこの自差をなくすことを「自差修正」と言います。では磁気コンパスの自差修正はどのようにするのかですが、まずはコンパスに自差修正装置が付いていることが第一条件となり、自差修正装置が付いてない場合は自差の修正はできません。またレジャーボート用のコンパスの自差修正器は大型船の物とは違い完全に自差を取り除く事はできません。自差の修正は以下の手順で行ってください。なお自差修正ねじを回す場合は必ず磁気を帯びていないドライバーを使用してください。①まずボートを真北(0°)に向けてコンパスが0°になるようにN-Sネジで調整します。②次にボートを真東(90°)に向け自差があればE-Wネジを回して90°になるように調整します。③次にボートを真南(180°)に向け、自差があればN-Sネジを回して自差の半分だけ調整してください。例えば自差が8°の場合は4°だけ調整します。④次にボートを真西(270°)に向けて自差があればE-Wネジを回して自差の半分だけ調整してください。※上記の自差修正を行ってもまだ自差が大きい場合は、上記の手順を最初から2−3回行ってください。もし自差修正をしても自差がかなり大きい場合は、コンパスの取り付け位置を変えるか、コンパスに近い磁気を遠ざけなければなりません。※自差を完全になくすことは大変な作業になります。ある程度の自差は自差曲線を描くことでその都度修正して航海することができます。※自差曲線とは、各方位で実際に何度自船のコンパスにずれがあるかを記録しグラフにしたものです。(左図)自差修正は自差修正士という職業があるくらいですから、簡単なようで非常に難しい作業です。個人で行うのはあまりお勧めできません。自差曲線を描いておき、その都度自差を修正し航海することをお勧めします。バイブレーションアブソーバーエンジンによる振動などでコンパスも振動してカードの数字が読めなかったり、時には偶然にコンパスカードの固有振動数とエンジンの振動数が一致して共振、回転してしまう場合もあります。ピボットとサファイアカップの接点を最小限に抑える事でこの現象を防ぐ事ができます。このシステムがプラスチモ独自のバイブレーションアブソーバーです。このシステムはフランス公的機関であるLCIEで承認されています。承認番号30559010LED夜間照明LED夜間照明により消費電力が発熱球に比べ大幅に減少、ショックにも強く寿命も驚くほど長くなってほとんど球切れの心配はありません。電圧はDC12/24Vどちらにも使用できます。コンパスカードプラスチモのコンパスは、あらゆる天候や明るさの中でも正確に目盛りが読み取れる様にカードがデザインされていると同時に、船が揺れた場合の安定性も抜群です。カードにはコニカルカードとフラットカードの2種類があり、目線の高さにより最適なものを選ぶ事ができます。(詳しくはP63を参照ください。)またコンパスカードのバランスは世界中どこでも使用できるように設計されています。61Offshore Compass

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